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v0の生成コードはそのまま使える?本番採用時にリファクタリングすべき3つのポイント
v0で生成されたコードを本番プロダクトとして採用する際に注意すべき品質リスクと、リファクタリングのポイントを3つに絞って解説します。
Vercelの「v0」は、プロンプトから美しいUIを一瞬で生成してくれる素晴らしいツールです。プロトタイプ作成にはこれ以上ない武器ですが、生成されたコードを「そのまま本番環境で使う」ことにはいくつかのリスクが伴います。
この記事では、v0のコードを本番採用する前にチェックし、リファクタリングすべき3つの重要ポイントを解説します。
1. ハードコーディングされた値の外部化
v0は見た目を作ることに特化しているため、テキストデータやリンク先、画像URLなどがコード内に直接書き込まれている(ハードコーディングされている)ことがほとんどです。
対処法: これらをpropsとして受け取れるようにコンポーネント化するか、定数ファイルやCMS、データベースから取得するように書き換える必要があります。将来的な変更を容易にするための第一歩です。
2. コンポーネントの分割と再利用性
生成されるコードは、しばしば1つのファイルに巨大なコードブロックとして記述されます。同じようなボタンやカードデザインが複数箇所にあっても、共通化されずにコピー&ペースト状態で生成されることが多いのです。
対処法:
共通パーツを components/ui ディレクトリなどに切り出し、再利用可能なコンポーネントとして整理しましょう。これにより、デザイン修正が必要になった際に一箇所の修正で済むようになります。
3. アクセシビリティとセマンティックHTML
見た目は整っていても、HTMLの構造(divタグの乱用など)が意味的に正しくない場合があります。これはSEOに悪影響を及ぼすだけでなく、スクリーンリーダーなどの支援技術を使うユーザーにとっても不利益となります。
対処法:
ボタンは <button>、リンクは <a>、見出しは <h1>〜<h6> といった適切なタグが使われているか確認し、必要に応じて aria-label などの属性を追加してください。
v0は「0から1」を作る最強のツールですが、「1から10」にするにはエンジニアによる仕上げ調整(リファクタリング)が不可欠です。 「デザインはできたけど、コードが汚くて拡張できない」と困る前に、適切なリファクタリングを行いましょう。